さて、ここまで一連の火事のスス汚れ・臭い除去作業の工程を経たご依頼品は一斉に翌日まで作業場室内にて乾燥されます。 除去作業はこれで一旦終了なので、ホッとする場面でもあります。 この後、乾いてから別な問題や想定した結果が出ないものも出てくるので、その時は別な対応を取ることになりますが、とりあえず今のところはひと段落・・・という安堵の瞬間なのです。
翌日、乾いてからアイロン作業に入りますが、大体、何か問題を見つけるとしたら、このアイロン仕上げの段階です。 煤汚れが残っていたら、再度しみ抜きとなりますし、予想外に変色していたりしたら色掛け・・・というように、思わぬ結果が生じたら、それに応じた対処をすることになり、状況によっては一点のご依頼品の工程が3~4工程に増えることもあります。 それがこの仕事の大変な点ですね。