川口駅に早めに着いた私は、スタッフさんへ配るためにお茶やコーヒーを買っておきましたが、迎えに来てくれたAD(アシスタントディレクター)さんに連れられてロケバスまで来ると、思ったより全然でっかいロケバスで、中にはすごい人数のスタッフがいて、全然お茶が足りませんでした(笑)。 ロケ地のマンションに着くとスタッフのフリをするために制服のジャンパーを着させられましたが、マンション前で待っていたカンニング竹山さんは20メートル程度離れた距離からすぐに私を見つけ、スタッフでは無い人=今回の達人と分かったのでしょう。 深々とお辞儀して下さいました。 挨拶もそこそこに今回の依頼人の部屋へコッソリ向かいます。 毛玉取りの依頼人の女性はすでに部屋に帰宅しているとのことで、ディレクターさんが「ちょっと打ち合わせが・・・」とインターホンに声を掛けてOKをもらい、依頼人がドアを開けたらカンニング竹山さんが目の前にいる!というドッキリ企画です。 私たちは驚いている依頼人とカンニング竹山さんが話している間にコッソリ部屋に忍び込みます。
「このカーディガンは今のブティックに店長として勤務することになって、記念に買ったものなんですが、すっかり毛玉だらけになってしまって・・・」という依頼人の女性にカンニング竹山さんは「それは大切なものですねぇ。 でもこれではガッカリですよね」と同調しているところに、「では、この毛玉を取ってくれる達人をご紹介しましょう!」ということで私が呼ばれ、カメラの前で自己紹介するところで、この番組の本命シーンが始まるのですが・・・(つづく)