火災に遭ったご依頼主からの衣類の煤汚れ除去依頼
最初のお問い合わせ
今回は福岡県にお住いのご依頼主からのご相談でした。 最初お電話でのご相談で、早速届いたのがこちらでした。開けてお見積りを差し上げたところ、
「 トーア復元研究所 池森さま 〇〇です。お世話になりますm(_ _)m
早々のご対応、ありがとうございます。m(_ _)m
ちょっと検討させて頂きたいと思いますので、何卒よろしくお願い致します。m(_ _)m」
というご返信をすぐ頂戴したのですが、その後、しばらくご連絡が無く、2週間以上経ってからようやく、
「 トーア復元研究所 池森さま 〇〇です。お世話になりますm(_ _)m
検討に時間がかかっており、大変申し訳ありませんm(_ _)m
今日、ようやく損保会社さまから保険金の連絡が書面で来ておりました。ただ、これから内容を見させていただくところですので、大変申し訳ありませんが、もう少しだけお時間を頂けますでしょうか・・・
何卒よろしくお願い致します。m(_ _)m 」
というお返事がありました。 で、近日中にご連絡があるのかと思ったら、また2週間以上おとさたがなく、やっと届いたメールには、
「 トーア復元研究所 池森さま 〇〇です。ご連絡が遅くなって申し訳ありません。m(_ _)m
保険会社にいろいろとお話させて頂き、結論としましては、お送りさせて頂きました衣類全て、ご対応をお願いさせて頂きたいと思います。
検討に時間がかかってしまい大変申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い致します。m(_ _)m 」
とのことで、正式にご依頼を頂いたのでした。 火災ともなると、火災保険が下りるのかどうかで衣類のクリーニングについても、かなり対応が変わるので保険会社の対応が遅いと、ただでさえ火事で不幸な目に遭っているご依頼主はさらに振り回されることになるようです。 ご心労お察しするばかりです。 では正式にご依頼頂いた衣類の火事のスス・臭い除去の状態を1点1点確認していきましょう。
個々のご依頼品の作業前の状態
白のパンツ
こちらはカビのようなシミが付いているばかりか、銅製のボタンも付いている難問な一品です。 詳しくはこちら。
ポリエステルのジャケット
こちらは非常に火事の煤汚れの特徴が出ている汚れの付き方でした。 詳しくはこちら。
綿のジャケット
綿のような天然繊維は火事の煤汚れが落ちにくいです。 詳しくはこちら。
ウールの背広上下
この背広上下は火事の煤汚れも臭いもひどくはついていなかったので、良好な状態で仕上がりそうです。 詳しくはこちら。
ウール100%の背広
こちらは火事のスス汚れがほとんど目立たないものだったので、強い薬品で臭い除去に集中することができます。 詳しくはこちら。
ここまでのまとめ
ここまで、ご依頼いただいた火事の煤汚れが付いた衣類の事前チェックと要点についてご説明してきました。 それをまとめたのがこちらです。
実際の火事の煤汚れの除去工程
ウール混紡のジャケット
こちらは混紡のジャケットですが、かなり火事の煤汚れがきついです。 詳しくはこちら。
綿のジャケット
こちらは火事の煤汚れがほとんど見えなかったので弱い薬品で作業出来ました。 詳しくはこちら。
ウールのスーツ
こちらは煤汚れが目立たない上に作業性の良いウールのスーツでしたので、出来上がりもキレイなことが期待できます。 詳しくはこちら。
黒のウールのコート
こちらも臭い、スス汚れともにあまり目立たないものでしたので、弱い薬品で作業することで非常に良好な作業工程を踏むことが出来ました。 詳しくはこちら。
工程終了後、全てを乾燥する
一人のご依頼主ごとに一か所にまとめてご依頼品を干します。 そして一晩乾燥させて翌日、仕上げ工程に移るのですが、アイロンを掛けて「はい、おしまい」という訳にはいきません。 詳しくはこちら。
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