さて、正式なご発注までに1か月半ほどかかったご依頼品。 無事、作業OKを頂戴したので満を持して取り掛かります。まずはこの白の綿パンツ。 脇にカビのような汚れも付いています。 ボタンに銅が使われているのも要注意。 外さないとサビが出て大変なことになります。 実際の作業は後日ご紹介いたしますが、この綿パンツ、見違えるほどキレイになりました。
火災に遭った衣類というものは、とかくススや汚れでひどい状態にありますから、キレイに取れたときのご依頼主の驚きは大変なものです。 主にポリエステルやナイロンなどの衣類は汚れが取れやすいです。 一方、取れにくいのは、綿、絹、麻といった天然繊維です。
これは火事の煤汚れに限らず、一般的に化繊の衣類はシミが落としやすく、天然繊維のものは落としにくい傾向にあるのと同じです。