では色移りを取ったフェイクファーと裏地を本体に縫い付け直したところが、こちらです。すっかり真っ白になって、黒の本体とのコントラストがとても素敵になりました。 最後に最終チェックしながら、アイロン掛けをしていきます。問題ありません。 ようやくこれで完成しました。では細部を見てみましょう。最初の色移りしていた状態からは...
衣類の匂い除去– category –
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25 フェイクファーの色移りのしみ抜き ドレスの移染を取る
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24 ドレス
では昨日ご紹介した薬品の中にご依頼品のフェイクファーと白い裏地を浸け込みます。 まずはフェイクファーから・・・次に白い裏地を入れます。しばらく攪拌したのち、取り出します。よくすすいでから干すと、この通りすでに真っ白になっています。あの茶色い薬品に浸けたのに、なぜ真っ白になるのか?!不思議ですね(笑)。 ちなみに終わ...
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23 フェイクファーの色移りのしみ抜き ドレスの移染を取る
まず、白いフェイクファーと裏地を取り外します。 最初にフェイクファーを取りましょう。次に裏地。そして容器いっぱいに色移りを取る薬品を調合して入れ、それを加熱します。 ちょっとオドロオドロしい色の薬品ですが、これが効果絶大なのです。 そしてその中にご依頼品を浸け込むのです。ではその続きは明日の記事で。
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22 フェイクファーの色移りのしみ抜き ドレスの移染を取る
【色移りの染み抜き】ドレスのフェイクファーに付いた色移りを取る今回はトーア復元研究所へ個人のご依頼主が直接ご来店になってお持ち頂いた「ドレスの色移りのシミ抜き」です。首周りについていた白いフェイクファーに、おそらく身頃の本体の黒色の染料が移染したようです。 裏地側にも白い生地が使われていますが、こちらも色移りしてし...
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21 全体染め
翌日、乾いたところです。 ちなみにまだ染料で濡れている段階では真っ黒に見えますが、いざ乾いてみたらあまり色が付いていなかった、ということもあるので、翌日乾くまでは安心できません。今回はこの通り、真っ黒に染まりました。デザインの「点々メッシュ」は染まらずにグレーのままなのが、不思議ですね。でもそういうものなのです。全体...
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20 パンツ
染めは、まず大きな容器に大量の染料を入れ、加熱し、その中にご依頼品を入れて中で長時間かき回す、という作業を行います。では実際に染めているところを写真付きでご紹介しましょう。 染める時に大事なポイントは温度と撹拌作業です。 温度は規定値以上が必要ですし、染めているほとんどの間、ずっと撹拌している必要があります。繊維メ...
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19 over all master cloth 白っちゃけたパンツの全体染め
色が褪せたパンツを染めるご依頼品の到着今回はのご依頼主からのご相談でした。 「洗ったら黒いパンツが白っちゃけてしまったんですが、直りますか?」というお電話の後、ご依頼品が到着しました。開けてみましょう。over all master cloth のパンツです。 脱色した原因は? 確かに全体的に白いチョークで書いたような脱色が発生していま...
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18 作る バーバリー
ではバックルを取り付けて完成したのが、こちらです。最初から付いていたかのように、しっくりくる出来栄えの袖ベルトです。 今回のように身返しの生地を使った場合、身返しは日に当たっていないので、「作った方だけ、やたら新品みたい」に見えることがありますが、今回はそのようなこともなく、違和感なく出来上がりました。 もし身返しの...
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17 袖ベルト
では、途中まで出来上がった袖ベルトをご覧ください。切り取った生地で袖ベルトを作り、バックルピンの穴を空けたところまでの状態です。 この後、バックルを取り付ければ完成となります。 バックルはご依頼主がご自身で購入して同梱して送って下さったので、この後の作業はすぐ完了します。 これは次回の記事でご覧に入れるとして、さて...
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16 バーバリーコート
前回、コートの身返し(=みかえし。 詳しくは前回の記事を)から生地を切り取った後の穴は、弊社の在庫でふさいだ、とご説明しましたが、在庫の布で似た物は2種類あり、ご依頼主にどちらかを選んでもらいました。 その際、イメージが付きやすいように、布を仮止めし、コートのスソに合わせてみたのが、この写真です。その結果、選んでいた...