次なる工程は「剥がれかけたプリントを全て剥がす」工程です. プリントとは言っても、要はシミのようなものなので、しみ抜きの要領で取っていきます。 そこで、ここで活躍するのは「しみ抜き機」なのです。 まずはモンクレールのダウンジャンパーのプリントがなされた生地部分をしみ抜き機にセットします。
そして、時間はかかりますが、少しずつ、少しずつ、プリントを剥がしていきます。
しばらく、これを繰り返し、ようやく一文字全てのプリントを取ることが出来ました。
御覧のように、プリントがされていた生地もしみ抜き機も、はたまたその周辺の床も、取れたプリントの白いカスが散乱してしまいます。
そして、「MONCLER」の7文字全て取った時には、剥がしたプリントはこれだけの量になっていました。
剥がす手間も大変ですが、全て剥がした後に残った仕事は・・・・「しみ抜き機周辺の床や台の徹底的な掃除」が待っています(トホホ)。 正直最後の掃除まで含めれば、この「プリントを剥がす」工程が、プリントを直す全工程の中で一番大変な仕事です。
では、次回、いよいよ新しいプリントを貼り付けたところをご覧に入れましょう。