その「大問題」とは、この部分です。
そう、腹部の両端に、「ラインストーン」が打ってあったのです。 このラインストーンの類は、合皮を外すときに、一緒に外さないとなりませんが、外すには「壊す」しかありません。 その結果、もう取り付けることが出来ないのです。
そこで、ご依頼主に「既製品のラインストーンに変わってしまってもいいでしょうか? そうすると、これと似たものは無いかも知れません」とご相談したところ、
「では、このラインストーンは無くしてしまって構いません」というご回答を頂きました。 それならば問題なく合皮のパイピングも交換できます。 こうしてようやく方針が決まって、正式に交換作業を開始することになりました。
では、その工程を次回からご覧に入れましょう。