最後に全てのご依頼品を一晩干します。 このように一件の火事の被災品は、通常一回で全て作業します。 乾いてから、まだ引き続き火事のスス・臭い除去作業が必要なものだけ、やり直したり、別の作業をしたり、と、別の工程に進みますが、それ以外のご依頼品は基本的に一度に全てをやって完成まで一緒に進みます。 それが品質の維持と、納期の短縮に一番効果があるためです。
でもあまりに量が多かったり(一番多い記録は一人の方が130点打された時でした)、作業内容が全然異なる場合は、複数日に分けて作業したり、作業内容別に日にちをまたいで行ったり・・・と状況によってまちまちとなります。 ですので、一般的な納期、というものがなかなか設定しにくいのがこの火事に遭った衣類の煤汚れ除去という仕事なのです。