では問題のゴアテックスの剥離の状態をご覧ください。
表面が「指でつままれたように」たるんでいます。 これをいくら引っ張ってもたるみが取れないのです。 原因は表地の裏側に張り付けてあるゴアテックスが縮んでしまい、そのために余った表地がたるみを起こしてしまうのです。 ゴアテックスの寿命でも起こりますが、クリーニングの際に乾燥機をかけたりしたことでも生じます。 ゴアテックスは裏側に張り付けてあるため、表からは見えないこともこういった事故を予見しにくくする原因かも知れません。
では次回から、このゴアテックスの剥離、収縮を起こしたジャンパーを直す工程をご紹介いたします。