翌日、染み抜きした白地のエリと袖口が乾いたところです。 乾いてからシミが残っていて、それが判明する、ということもありますが、今回は無事取れていました。
その後、シミが取れたエリと袖口を縫い付けたのが、こちらです。
すっかりキレイに真っ白なエリと袖口に生まれ変わりした。 染み抜きの作業をしていて、一番やり甲斐を感じる瞬間です。 特に黒と白のコントラストが実に美しいですね。
早速、ご依頼主へしみ抜きが終わった子供服をご返送しました。 それにしても、私も長いクリーニング業人生で、こういった「白と色物の組み合わせの服」には何度も泣かされたものです。 今でこそ他社の色移り品のしみ抜きを請け負う立場になりましたが、当初は「やってもやっても色が出てくる色移り」に深夜までしみ抜きに追われたものでした。 そういう経験が今の私を作ってくれたのかも知れません。 私の幼少時からの生い立ちから今の仕事の様子までをNHKが特集してくれましたので、興味のある方はこちらをご覧ください。
ではまた次回。別のご依頼品をご紹介いたします。