ようやく新小岩店が見えてきたところで、店と周囲をよく見渡しました。 消防車は二台ほど停まっていて、何人かの消防士さんも見えます。 隣家に延焼した様子はなく、私の店自体、ススけた様子もありませんでした。 正直、「え? 火事なんかあったの?」と思ったほどでしたが、一つショックを受けたのは、自動ドアが外されていたことでし...
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裏話44 燃える私の店舗への放水活動を止めてくれた女性
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裏話43 クリーニング業と火災
首都圏にある大手で日本経済新聞にも取り上げられる、あるクリーニング業者さんの工場で火災があり、不幸にも従業員の方が一人、お亡くなりになってしまったそうです。 身体が不自由な方だったそうで逃げ遅れたのかも知れません。 それが発覚した後、この会社の社長さんは「今後起こる全てのことについて、腹をくくって対応しよう」と覚悟...
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裏話42 工場が木造で火災に・・・
私たちが工場見学した一週間後、「トーアさん! 〇〇クリーニングさんの工場が火事に遭ったそうです!」と驚きの知らせが飛び込みました。 原因はブレーカーの漏電とのこと・・・ 私はその時父が言った「木造で大丈夫なのか?と思ったんだ」という言葉が忘れられません。 思えばトーアの工場は本社はヘーベル、江戸川工場は鉄筋スレート...
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裏話41 クリーニング業と火災 木造工場のケース
また別のクリーニング屋さんの火災のお話しです。 当時、私の会社は新工場の建設計画があり、資材商の紹介であちこちクリーニング工場を見学していたのです。 その中の一つの会社が、工場内張り巡らせたコンベアで仕上がり品を店舗ごとに分ける作業をバーコードとコンピュータが自動的に行う、という先進的な設備をしていた工場でした。 ...
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裏話40 クリーニング業で火災になる実例
例えばクリーニング業者の火事のケースでこんなことがあったそうです。 ジャンパーやスキーウェアなどは「防水」することが多いのですが、防水(業界では撥水(はっすい)と言っていますが)の方法は洗いあがったジャンパーやスキーウェアを乾燥機に入れ、熱をかけずに回転させ、そこにスプレーで「防水液」を噴射して、まんべんなくジャン...
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裏話39 クリーニングと火事の危険性
クリーニング業では、水洗いとドライクリーニングという洗い方がありますが、ドライクリーニングで使用する溶剤には可燃性のものもあり、特に「石油系」という溶剤は燃えやすく危険です。 よってドライクリーニングを行うクリーニング施設は消防署の管轄下にもあり、いろいろな規制もありますが、現実、石油系溶剤が元で火災になったケース...
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裏話38 私の被災体験2
「新小岩1丁目のクリーニング店から出火して、今、消火活動を終えたところです。 社長さんですよね? こちらにすぐ来ていただきたいのですが、何時ころになります?」新小岩1丁目のクリーニング店・・・・ それは紛れもなく私が経営する「トーアクリーニング新小岩店」の住所でした。 最悪の状況にあることを思い知らされた一瞬でした。...
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裏話38 私の被災体験1
これまでずっと、火事に遭われたご依頼主のご依頼品を受け付けてきた私ですが、実は私自身も火事に遭ったことがあります。 ある意味、そのことがこの仕事の必要性を強く意識させられたきっかけにもなっています。 今回の裏話シリーズは私の火事の体験談をご紹介したいと思います。 その日、私は仕事で、ある店舗で残業していて、やっと終...
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裏話37 裏話シリーズのきっかけ
気が付いてみれば、「ちょっと閑話休題のつもり」で始めた「ちょっと裏話シリーズ」でしたが、一カ月以上続けておりました(笑)。 火事に遭った衣類のススの臭い、汚れ除去を始めてもう10年近くなりますが、それにまつわる裏話は思えば尽きないぐらいたくさんありましたから、一か月なんてあっという間なのも頷けます。 一番最初にご依...
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裏話36 火事のご依頼品とマーフィーの法則
現在も、合計35点もの火事によるススの臭い、汚れ除去のご依頼品を手掛けており、先ほどご入金のご連絡を頂いたのですが、運悪く今日は定休日。 明日、ご入金確認後、急いで発送作業となります。それにしても結構な確率で入金確認が定休日にぶつかるものです。 これも一種の「マーフィーの法則」でしょうかねぇ・・・・