中に入ってしまったハトメは、紐に通っているので、紐に沿って少しずつずらしていき、ようやく外に出たのがこちらです。あとはこのハトメを元の位置に固定すれば完成です。 ・・・・が、これがまた一大事なのです。 詳しくは明日の記事で。
モンクレール– tag –
-
24 モンクレールのハトメを直す ハトメ穴の金具が取れた
-
23 モンクレールのハトメを直す ハトメ穴の金具が取れた
取れてしまったモンクレールのロゴ入りハトメは、ここにありました。写真では見えませんが、指の下。 つまりフードのヒモと一緒にフードの中に入ってしまっていたのです。 どうしてこうなったかは分かりませんが、抜けて失くなってしまわなかったのは幸いでした。では、まず明日、このハトメを取り出すところから作業を開始しましょう。
-
21 モンクレールのハトメを直す ハトメ穴の金具が取れた
今回はのクリーニング屋さんからのご相談でした。 ちょうど娘と車で所沢から東京へ戻る高速道路を運転中に電話が鳴ったので、娘に取ってもらい、パーキングエリアで停めてからすぐに電話を掛け直したところ、「初めてお電話します、〇〇クリーニングと申します。 実は、クリーニング中にモンクレールのダウンジャケットのフードに付いてい...
-
7 モンクレールのプリント
次に行うのが「データ作成」です。 これは剥がれたプリントの画像をスキャンし、それを基に行います。ここで難しいのは、スキャンしたそのままの輪郭をトレースしてはいけない、ということです。 なぜなら、最初にメーカーがプリントを貼り付けた際に、生地が薄いのでどうしても歪んだ状態で貼り付けられているからです。 ですからデータ...
-
4 剥がれたプリント・マークを直す モンクレールのダウンジャンパー
【 剥がれたモンクレールのプリントを直す 】ご依頼主は熊本県のクリーニング屋さん今回は熊本県のクリーニング屋さんからのご相談でした。「洗ったらモンクレールのダウンジャンパーのエリまわりに付いていたプリントが剥がれてしまったんですが、直りますか?」というお電話の後、ご依頼品が到着しました。いつもながら九州などの遠方から...
-
19 プリントを直す 剥離
こちらが出来上がったモンクレールのダウンコートです。では近寄って細部を見てみましょう。黒地に真っ白いプリント文字がとても冴えて、まるで全体が新品になったようです。 これがプリント復元の醍醐味ですね。 これでご依頼主もまた数年気持ちよくご着用できるでしょう。ではまた次回、別のご依頼品をご紹介いたします。
-
18 モンクレール プリント剥離
この縫い付け部分にファスナーがありますが、フード部分と身頃部分の両方にファスナーの縫い目がかかっています。このために、縫い合わせ作業が大変困難になるのです。 取り外すときはもちろん、縫い付けるときはその数倍の手間がかかります。 まさに縫製担当の苦心の末、ようやく出来上がる、という訳です。ではその苦心のたまものである...
-
17 プリントを直す
プリントをやり直した生地を本体に縫い付けるにあたって、その縫い付け部分を見てみましょう。このようにエリ周りに羽毛が入っていて、生地はこの部分をくるむように縫い付けられています。 そして、その縫い直しを大変困難にしている部分があります。 それについて、次回詳しくご説明しましょう。
-
16 プリント 修理
新しいプリントをデータに基づいて作成し、生地に貼り付けるのは地方にある部署です。 そこで生地を郵送してそれら処理が終わったら、また東京のトーア復元研究所に戻ってきます。 それがこちら。袋から出してみましょう。白いプリント文字がくっきりキレイに付いていますね。 あとはこれをまた本体に縫い戻すわけです。 ではここからの...
-
15 剥離 修理
次の工程は「データ作り」です。 パソコンに剥がれたプリントの画像をスキャンしてデータ化します。ここでの注意点は、そのままプリントの形状をトレースするのではだメだということです。 なぜなら貼り付けられたプリントは正確にタテヨコが切られていますが、貼り付ける際に生地が薄いナイロンであるため、文字がわずかに歪んで貼り付い...