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ホックの染め
ご依頼人は京都のクリーニング屋 さん
今回は京都のクリーニング屋さんからのご相談でした。 「洗ったらコートのホックが壊れてしまったんですが、直りますか?」というお電話の後、ご依頼品が到着しました。
開けてみましょう。
プラスチック製のホックの半分がポッキリ折れてしまっています。 中には丁寧なお手紙も同封されていました。 このホック、コート本体と同じ色をしていますが、実はこれ、メーカーさんがコート専用に「染めた」ものなのです。
これは似たホックを作成して交換すればいいですね。 ではこのホックが壊れたコートのお直し工程をご紹介いたします。
ホックの染めについて
ホックを染めるにはいくつかの制約があり、まずは「最低ロット数」があります。 アパレルメーカーさんであれば最低でも千個は作るので問題ありませんが、トーア復元研究所のご依頼主は、その多くが「一個だけ作って欲しい」というニーズなので、「一個でも染められる」というトーア復元研究所の人脈が必要になります。 詳しくはこちら。
最初の染めは・・・失敗!?
ほぼ同じ形のホックを見つけ、染めたのがこちら。 でもご覧の通り全然色が違います。