くるみドットボタンを作るための合皮が見つかったところで、次に行う作業が「今、付いているくるみドットボタンを取り外す」ことです。【くるむ生地が見つかったら、くるみドットボタンを直す次の工程は「古いくるみドットボタンを取り外す」作業です。】くるみドットボタンを取り外すには「特殊なニッパ」が必要です。これには専用の工具を...
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16 くるみドットボタン が壊れた 剥がれた 直す
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16 壊れたくるみドットボタンを直す
では次に黒い方のダウンジャンパーのくるみドットボタンのお直しに取り掛かります。こちらがグレーのダウンジャンパーと違うのは、「くるみドットボタンの形が違うので、全部交換する」ということです。【くるみドットボタンを作る工程の最初は、くるむ生地を探すこと。 今回は黒い合皮を探すことになります。】それにしてもまずは、くるみ...
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17 剥がれたくるみドットボタンを直す
では、グレーのダウンジャンパーの方からお見せしましょう。【ポケットの袋を使って直したくるみドットボタン。】こちらはポケット袋を切り取って、それで作ったので、比較的簡単なケースでした。 切り取った後のポケットには弊社の在庫の布でふさいでいます。ちょっと色が違いますが、見えない部分なので十分でしょう。
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16 くるみドットボタンの交換 剥がれたくるみドットボタン 直す
もう一方のダウンジャンパーのくるみドットボタンをよく見てみましょう。【ジャンパーの表地でくるんでいない「くるみドットボタン」もあります。その場合は・・・?】こちらはよく見ると、色は同じで目立ちませんが、素材が「合成皮革」です。 つまりジャンパーの表地と同じ生地を使っていないのです。 既製服では珍しいケースですが、こ...
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15 くるみドットボタンの交換 剥がれたくるみドットボタン
グレーの方のダウンジャンパーは、ちょうどポケットの袋にジャンパーと同じ生地が使われていました。【くるみドットボタンのお直しでは、本体から生地を切り取る必要があります。】こちらをご覧ください。この通り、表地と同じ生地が使われていますね。 これを切り取り、その開けた穴には弊社の在庫の布を使って穴をふさげば、着用時にはポ...
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14 くるみドットボタンの交換 剥がれたくるみドットボタン
まず、くるみドットボタンを作るためには、ボタンをくるむための「生地」が必要です。 【くるみドットボタンを直す最初の工程は「くるむための生地を調達すること」】くるみボタンもそうですが、必要な生地の大きさは「くるむボタンの直径の2倍の長さ」です。 たとえばくるみドットボタンの直径が5センチならば、生地は10センチ四方の...
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13 くるみドットボタンの交換 剥がれたくるみドットボタン
もう一点、入っていたのはこちらでした。【くるみドットボタンのジャンパーが2点も依頼されました。】入っていたのは、黒のダウンジャンパー。 そしてなんとこちらも「くるみドットボタン」が壊れたものでした。しかもこちらのくるみドットボタンは、既製品よりかなり厚みがあって、そのためにドットボタンをはめようと指で押したときに、...
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12 くるみドットボタンを直す 剥がれたくるみドットボタン
今回は京都のクリーニング屋さんからのご相談でした。 「洗ったらジャンパーについていたくるみボタンが壊れてしまったんですが、直りますか?」というお電話の後、ご依頼品が到着しました。【ドットボタンとくるみドットボタンの違い。】ではさっそく開けてみましょう。出てきたジャンパーについていたくるみボタンは「ドットボタン」でし...
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11 染め、色掛けでジャンパーを直す
では最後に今回、毛皮ファーが緑色になってしまった原因についてご説明します。【毛皮ファーが変色した原因】最初に申し上げておくと、今回のご依頼はご依頼主のクリーニング屋さんがお客様から受けた「クレーム」です。「洗ったら緑色になってしまった!」とトーア復元研究所にご相談になられたのです。 恐らく洗った後、アイロン仕上げ工...
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10 毛皮ファーが変色したら・・・染め、色掛けで直すやり方
では最後にフード本体に毛皮ファーを取り付けたところをご覧ください。【変色した毛皮ファーの色掛けの出来上がり】すっかり緑色の部分は無くなっていますね。 染めに比べて色掛けという方法だと筆で緑色に変色した毛だけを狙って色をつけられるので、白い毛はそのまま染まらずに済みますから大変有効です。さて、この毛皮ファーの色掛けの...