昨日ご紹介した合皮で交換したパイピングがこちらです。いつもながら、合皮が新品になっただけでジャンパー全体が新品になったように見えるから不思議です。 これでこのディーゼルのジャンパーもよみがえったというものです。合皮というものは、比較的安価なのに、革のようなテイストを楽しめるのは洋服の副資材として大変うれしいことです...
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31 合皮
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30 パイピング 修理
では、まずは交換用の黒の合皮の選定です。 似ている合皮を探すことになりますが、黒の合皮とは言っても、ツヤのあり、無し、厚み、表面の風合いなどその特徴は多岐にわたります。 何とかそれらをクリアした合皮を見つけたのが、こちらでした。ではこの合皮を使って、剥離したパイピング部分や脇のベルト部分を作っていきましょう。
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29 剥がれた合皮
問題の合皮パイピングの剥離部分がこちらです。もう全体的に合皮が剥がれてしまっています。 通常、劣化で合皮が剥がれる場合、着用中に摩擦されやすい部分を中心に剥がれていくものですが、このように全体まんべんなく剥がれる場合というのは、もしかするとクリーニング中の、例えば乾燥工程で高温で長時間回転させたことなどが原因という...
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28 剥がれた合皮を直す 合皮パイピング 修理
【剥がれた合皮を直す】ご依頼主は都内のクリーニング屋さん今回は東京都青梅市のクリーニング屋さんからのご相談でした。 「洗ったらジャンパーの合皮のパイピングが剥がれてしまったんですが、直りますか?」というお電話の後、ご依頼品が到着しました。開けてみましょう。出てきたのはディーゼル(DIESEL)のジャンパーでした。 ...
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27 シワシワ
ではアイロン成形が終わったエルメスのネクタイをご覧ください。「パリッとした」感じが出て、ようやくネクタイ本来の形になりました。 これでやっとご依頼主へお返し出来ます。ネクタイはスーツの顔、と言いますが、確かにワイシャツやスーツは無名品だったとしてもネクタイのブランドにはこだわる人は多いですね。 それだけこだわりのあ...
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26 よれよれ
ではシワシワになったネクタイをアイロン成形で直していきましょう。 ネクタイをアイロン台にセットします。ネクタイをつぶさないように、それでいてシワは伸びるように限界ギリギリのスチーム圧力でネクタイを押さえていきます。慎重に行うため、かなり時間がかかりますが、ようやく終わりました。 では次回、出来上がったネクタイをご覧...
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25 ネクタイを直す
では実際のご依頼品の状態を見てみましょう。そんなにひどくくしゃくしゃにはなっていません。 それにしてもエルメスのネクタイです。ご依頼主は相当気にされているのでしょう。 でもこれならアイロン成形だけで直せそうです。では次回の記事で、その工程をご覧に入れましょう。
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24 シワシワになったネクタイを直す よれよれ くしゃくしゃ
【寄れたネクタイを直す】ご依頼主はクリーニング屋さん今回はのクリーニング屋さんからのご相談でした。 「うっかり洗濯機でネクタイを洗ってしまって、シワシワになってしまったんですが、直りますか?」というお電話の後、ご依頼品が到着しました。開けてみましょう。中には丁寧なお手紙も入っていました。 そして問題のネクタイは次回...
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23 ドットボタンが壊れた
では、ドットボタンのうち、片方だけ残っている部品はそのままに、取れた方の部品を取り付けましょう。部品を取り付けたら、トンカチで叩きます。すると、この通りキレイにくっつきました。 オスメスがしっかり合うかを確認して、大丈夫なので、これにて完成です。取れていなかった部品が、既製品と同じ形だったので、取れた方だけ直して完...
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22 ドットボタンを直す
では次に、お手紙に記載のあったもう一点、黒いコートのドットボタンが取れてしまったというご依頼品のお直しに取り掛かります。取れたドットボタンの箇所を見てみましょう。ドットボタンがあった筈の場所に穴が開いています。 ドットボタンのオスの方は残っていますから、メスの方だけ外れてしまったようです。では次回からは、このコート...