昨日ご紹介した合皮で交換したパイピングがこちらです。
いつもながら、合皮が新品になっただけでジャンパー全体が新品になったように見えるから不思議です。 これでこのディーゼルのジャンパーもよみがえったというものです。
合皮というものは、比較的安価なのに、革のようなテイストを楽しめるのは洋服の副資材として大変うれしいことですが、一方寿命が2~3年と短いのがデメリットです。 「半永久的に剥がれない合皮」が作れたら良いのでしょうが、そうすると、あるいは本革よりコストが上がってしまうのかも知れませんね。
合皮は最近の「凝ったデザインが売れる風潮」において、以前に増して多用されるようになってきました。 それが剥離したことによって「修理したい」となると、凝ったデザインゆえ修理代もバカにならないことから、結局、処分・・・という結果にもなりやすいのが現状なのです。
ではまた次回。 別のご依頼品をご紹介いたします。