かくして、結論から言えば私の被災体験は幸運にも「ボヤ」で済んだのです。 それと言うのも、かの女性が消防署の放水を制止してくれたことに他なりません。 心から感謝すると同時に、今回ボヤで済んだことを教訓に今後、このような事態を二度と起こさないように指導徹底することが最も重要なことだと思い知った私でした。
衣類の匂い除去– category –
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裏話54 自社の店舗火災を経て思うこと
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裏話53 私がお礼を言うと、その女性は・・・
このときも、この人はニコリともせず、「お礼なんかいいから、社長さんが来た時ぐらい店の前を掃きなよ」といきなり説教されてしまいました(苦笑)。 正直、大変ナーバスな気持ちでお礼を言った私は、出鼻をくじかれ面くらいましたが、「あ・・・あぁ、すみません。やります」と頭を下げながら答えたのです。この女性にとって、おそらく預...
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裏話52 救世主の女性にお礼と言うと・・・
たぶん、これまでもたまに「おはようございます」とかの挨拶程度の知り合いです。 いつもニコリともせず、「おはようございます」と返す程度の方でした。 私は、「あの・・・先日のうちの火災で、消防署の人に水をかけないように制止して下さった、と聞いたのですが・・・」と私が話すと黙って聞いていたので、この人に間違いないと分かっ...
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裏話51 初めて会った救世主の女性
私が訪ねると、確かにすし店の周りをホウキで掃いている女性がいました。 私はドキドキしながら女性に近づき挨拶しました。 もしかして、この人ではなかったら・・・・と思うと声の掛け方も考えなければいけません。 違ってたら「はぁ?」ってことになりますから・・・「あのぉ・・・私、隣のクリーニング店の者ですが・・・・」と私が意...
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裏話50 ようやく分かった救世主の素性
「社長・・・どうもその女性は、隣のお寿司屋さんのパートさんみたいです。」でかした! よく調べてくれた!私は電話をくれたスタッフに心から感謝しました。 しかもそんな身近な人だったとは・・・ もし通りすがりの人だったら、まず見つけるのは不可能です。 テレビで「この人を探しています」コーナーにでも出演しない限り、分からず...
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裏話49 店舗を放水作業から守ってくれた女性
被災体験を13回まで書いてきましたが、その後、ずっと気になっていたのは「消防士さんの前に立ちはだかって、放水を制止してくれた方」の存在です。 消防士さんからもお名前も何も聞けなかったし、私が現場に到着したときにはいなくなっていたので、手掛かりがありません。 普段、新小岩店にいない私はスタッフに、「火事のことを知って...
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裏話48 火事を起こしたことで全社禁煙に・・・
この後、新小岩店はもちろん、全店舗と工場内、そして配送スタッフも完全禁煙にしました。 最近は喫煙家がどんどん肩身が狭い思いをしている時代ですが、この当時はまだそこまでではありませんでしたから、「全社禁煙と打ち出したからには、それなりに退職者が出るかも・・・」とも思いましたが、それでも断行しました。 当時たぶんうちの...
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裏話47 火災の後、深夜まで大掃除
深夜まで清掃作業に追われ、ようやく家に戻ったのは3時ころでした。 翌朝、新小岩店の開店と同時に私も向かって、すぐにドアの修理などの手配に追われました。 心配したのは衣類に煙の臭いが付いていなかったか、ということでしたが、全くといっていいほど、それはありませんでした。 ただ残念なことに、一人のお客様だけ火災の事実を知...
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裏話46 火事を起こした張本人は??
最初に新小岩店にタクシーですっ飛んできたのはTさんでした。 私の顔を見るや「申し訳ありません!!!」と深々と頭を下げたTさんはとても責任を感じていたのでしょう。 実はこの日、忙しい新小岩店に増員が必要で、このTさんが増員メンバーとして起用され、勤務初日だったのです。 で、このTさんも喫煙しますから私は「今まで火事な...
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裏話45 私の店舗の火災 火元が特定
トイレの中を覗いた瞬間、私は身の毛がよだちました。 プラスチック製のトイレットペーパーホルダーが飴のように溶けて床に落ちていたのです。 ここでその写真をお見せできれば大変有用な資料となったと思いますが、その時は頭が何も考えられないようになっていて、この溶けたトイレットペーパーホルダーをどうやって処分したかも覚えてな...