このときも、この人はニコリともせず、「お礼なんかいいから、社長さんが来た時ぐらい店の前を掃きなよ」といきなり説教されてしまいました(苦笑)。 正直、大変ナーバスな気持ちでお礼を言った私は、出鼻をくじかれ面くらいましたが、「あ・・・あぁ、すみません。やります」と頭を下げながら答えたのです。
この女性にとって、おそらく預かったクリーニング品に放水するなど、とんでもないことで、それを止めさせるのは当たり前。 それに対してお礼を言うヒマがあったら、もっと大事な「店頭のゴミ拾い」を一生懸命やれ、ということなのでしょう。 私は約束したからには新小岩店に来る旅に、店頭を掃いて回ったのですが、その都度、店内の洋服が水びたしにならずに済んだ幸運を噛みしめたものでした。 ちなみに、新小岩は「ポイ捨てタバコ」の吸い殻がメチャクチャ多く、ゴミのほとんどはたばこの吸い殻でした。 私も以前は喫煙していましたが、タバコを止めた今は、正直、「タバコなんて一箱一万円ぐらいにして、『勿体ないからポイ捨てなんてしないで、家でじっくり吸おう』とみんなが思うようにしたら、いいのではないか?」と思ったりします。 だって、うちの火事もそのタバコが原因だったのですから。 一万円だったら、仕事が終わったからトイレで吸うより「勿体ないから、家でじっくり吸おう」ってなりますよね?
裏話53 私がお礼を言うと、その女性は・・・
20241/18