目次
背広の芯地を直す
シワになった背広直しのご依頼
今回は仙台の個人のご依頼主からのご相談でした。
「お久しぶりです、仙台の〇〇です。
本日ご連絡しましたご依頼は、毎度お願いしている
背広の芯地の剥がれ？
です。
？マークにしましたのは、恐らくそうなのかな？と言う事で？マークにしました。
背広２着のフロント部分になります。１着はラペルもかなぁ？
明日、現品を発送致しますので、池森さんにご確認戴き、修復を進めて戴けたら
と思います。
宜しくお願い致します。」という、数年来ご依頼いただいているご依頼主からのものでした。 では、届いたのがこちらです。 ちなみにこのご依頼主、その後もずっと背広の芯地直しのご依頼を受けています。
開けてみましょう。
中にはメールの通り、２着の背広が入っていました。 ではその芯地の剥がれ具合をご覧に入れましょう。
芯地剥離の状態を確認する
開けてみたところ、背広はこちらのような状態でした。典型的な芯地の接着剤が弱くなって剥がれてきた症状です。
もう一点の背広の剥離状態
今回は２着背広が依頼されていて、こちらの２点目も１点目同様の状態でした。
の２点目も１点目同様の状態でした。
縫製担当との打ち合わせ
縫製担当と芯地の張替えについて、相談します。 何か問題がありそうな場合、事前にご依頼主にご説明する必要があるからです。 その光景がこちら。
芯地交換直後の状態
こちらが芯地を交換したばかりの背広です。 なんか芯が新品になっているのに、全体にヨレヨレです。 それには理由があります。
アイロン仕上げでパリッと生まれ変わった背広
ヨレヨレだった背広もアイロン仕上げでこちらのようにパリッとした状態に復元できました。 これならご依頼主もご納得でしょう。
