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色移りの染み抜き
ドレスのフェイクファーに付いた色移りを取る
今回はトーア復元研究所へ個人のご依頼主が直接ご来店になってお持ち頂いた「ドレスの色移りのシミ抜き」です。
首周りについていた白いフェイクファーに、おそらく身頃の本体の黒色の染料が移染したようです。 裏地側にも白い生地が使われていますが、こちらも色移りしてしまっています。
このまま染み抜きしても、さらに黒色から色がにじみ出てくるので、一旦白地を黒の本体から取り外してから、染み抜きする必要があります。
では、このドレスの色移りのしみ抜き工程をご覧に入れましょう。
フェイクファーの取り外しと薬品の用意
この色移りのシミを取るためには、フェイクファーを取り外してフェイクファーのみの状態にせねばなりません。 こちらがその作業工程です。
薬品にフェイクファーを浸ける
調合した薬品に色移りしたフェイクファーと裏地の生地を浸け込むと、あらあら不思議・・・・詳しくはこちら。
最後にワンピースに縫い付けて完成
染み抜きが終わったフェイクファーはワンピース本体に縫い付ければ完成です。 こちらが出来上がったところです。