目次
剥離した合皮テープを直す工程
最初のご相談とお見積り
今回は埼玉県のクリーニング屋さんからのご相談でした。 ご依頼品は事前のご連絡無く、突然送られてきました。
開けてみましょう。
中には丁寧なお手紙も入っていました。 それによるとコートのエリやポケットに付いていた合皮のパイピングが剥がれてしまった、とのこと。 ではその流れをご説明いたします。
剥離の状態を確認
合皮のテープの剥離状態を見ながら、交換の可否、お見積り、仕上がり品質などについて検討します。
その他、復元に当たってのリスクなどについての検討
今回のように合皮テープにドットボタンが打たれていたりすると、別の工程が必要となります。 そういったこと全てに付いて検討を行います。
合皮の取り付け箇所についての検討
また、今回のご依頼品は腰ベルトにも合皮が付いていました。 そちらの合皮もコート本体の合皮と同じにせねばなりませんので、改めて送付してもらい、それら全てを検討し、見積り、仕上がり品質を検討します。
出来上がりの連絡とご返送
ここまでの内容とお見積りに付いてご連絡し、正式にご発注されてから決まった納期内に仕上げ、完成状態の写真をメールなどでご覧いただいてからのお支払い、ご返送、となります。