その問題というのは、半天のヒモ部分が切れかかっていた、というものです。
このヒモは半天本体に片方を縫い付けられていたものですが、それがほとんど切れる寸前になっていました。 ご依頼主にその点、このままでいいのかお聞きすると、「なら、そこも直してください」ということで、正式にワタ交換とヒモの破れ直し、両方ともご依頼されました。 こういった作成してからかなり年月の経った衣類は、思わぬところまで修復が必要なことがありますから、要注意です。
では次回、この半天が直ったところとその工程について、ご紹介いたします。