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学生服の詰襟のホックが壊れてしまったらトーア復元研究所へご相談ください。
最初のご相談からご依頼品の送付、状態確認まで
最初のご相談で直せるかの可否について分かる範囲でお答えし、ご納得頂いてからのご送付が可能です。 今回はたまたま地元のクリーニング屋さんがご依頼主だったのでご来店いただきました。 状態を確認し、納期などについてご説明いたします。
なぜ詰襟ホックが壊れてしまうのか? その原因を考察
主にクリーニング時に破損しやすい詰襟ホック。 上記リンクではクリーニング業で使用する洗濯機の特性などからその破損の原因をご説明します。
自分ではなかなか直せない詰襟ホック。 その難点について
ご自分で詰襟ホックを直そうとして上手くいかなかったり、思わぬ失敗をしてしまった方。 特にクリーニング業者の方は上記リンクは必見かも知れません。
同型の新品の詰襟ホックを調達する
今回はもっとも確実に直す方法=同じホックを仕入れて交換する、という方法を取りました。 その新品の金具をご覧になりたい方は上のリンクをたどってください。
詰襟ホックを交換して出来上がった状態をご覧に入れましょう
では出来上がりをご覧ください。 これで安心してご依頼主のクリーニング屋さんもお客様にお返しできるでしょう。
交換作業で最も難しかった点
ホックを取り付けた後、手縫いでその痕跡を隠している部分とは、下の写真をご覧ください。
お分かりでしょうか? 詰襟ホックの真下の部分、5センチほどの長さだけ、このように手縫いになっているのです。 その他の部分はミシンで縫っていますので、もしお手元に詰襟学生服があったらご確認ください。 このように学生服メーカーさんも最初作る時に、詰襟部分の最後の数センチはミシンで縫わずに残しておいて、最後、ホックを取り付けた後に手縫いで生地を縫い付けて完成させるのです。
なるほど。 洋服の縫製というものは、奥が深いですね。
ではまた次回。 別のご依頼品をご紹介いたします。