こちらも昨日と同じように背広です。 同じご依頼主からの衣類は、一つ二つテストすればススの特性が分かるので、同じような素材と織り方の衣類であれば、除去作業が同じなので作業が効率的です。 一方、織物だったりニットだったり、合皮やプリント、革バックル、スパンコールなど、素材や織り方、付属品が付いていると、その都度テストをやり直すため、非常に手間がかかります。
そしてこれらのうち、一つでも薬品に耐えられないと、一段弱い薬品に変更となり、それで火事の煤汚れが落ちるかどうかも並行して検証・・・というように、「テスト」と言っても状況によってはかなり手間と時間がかかるのです。