では、ワタを入れ替えた後のジャンパーをご覧ください。写真だけだと、ビフォーアフターの違いが分かりにくいですが、昨日ご覧に入れた新しいワタをふんだんに使って、最大限ふっくらさせました。 注意しないといけないのは、腕部分はあまりワタを入れすぎると、袖を通す時にきつくなってしまうので、ほどほどにする、ということです。今回...
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6 ワタ
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5 ワタ交換
その交換用のワタがこちらです。見た目は細かいワタの粒が合わさっているように見えます。 このワタですと、ちょっと手触り(握った時の感触)が元とは変わりますが、家庭で洗濯しても片寄らないすぐれものなのです。 販売されているものは手触り重視なので洗濯回数が増えるにつれ、だんだんワタがつぶれてきますので、こういうつぶれない...
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4 ワタ交換
ジャンパーのワタの片寄り状態を確認するために、ほどいて中の状態を見てみましょう。 こちらが生地をほどいたところです。そしてこれが、片寄ったワタを取り出したところ。 すでにワタがつぶれていて、これを再利用するのは無理なことが分かりました。ワタが片寄っただけでなく、つぶれていたために余計ワタのある所と無いところの差が出...
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3 綿を交換する
こちらが梱包から出てきたジャンパーです。 ダンロップ製のものでした。各部触ってみると、たしかにワタの入り方にムラがあります。 綿が片寄った結果、厚いところと薄いところが出来てしまったようです。 ワタが片寄る原因は洗い方が不適当でワタが一部に集中してしまうこともありますが、ワタの耐久性が衰えて、だんだん潰れていってしま...
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2 ワタが片寄ったジャンパーのワタ交換 綿を交換する
【綿が片寄ったジャンパーを直す】ご依頼品の到着今回は都内の個人のご依頼主からのご相談でした。 最初、ご依頼はメールで頂きました。「ご担当様初めてご連絡いたします、〇〇と申します。先日、私のパートナーが亡くなり、その形見の一つとしてよく着ていた中綿のジャンパーを残しました。愛着があり一生でも着ていたいと考えております...
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31 リーバイス 革から色が滲み出したジーンズの染み抜き
翌日、乾いたところです。あとは取り外した革を元に縫い直すのみです。この「革を縫い直す」というのは、取り外すより数倍大変です。 なぜかと言うと、革というものは、一回針穴を開けてしまうと、もう戻せないので、縫い直すときは最初の針穴に正確に針を通す必要があるからです。 ではその苦心の出来上がりを、次回ご覧に入れましょう。
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30 リーバイス 革から色が滲み出したジーンズの染み抜き
染み抜きが終わった後、薬品がジーンズの生地の中に残っているっと思わぬシミが浮き出すことがありますから、よくすすいで一晩干します。こういうことも、過去に失敗した経験の積み重ねでもあります。 今となっては当たり前なことでも、それに気が付くまでは思ってもみなかったこともありました。では次回、乾いたところからご覧に入れまし...
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29 リーバイス 革から色が滲み出したジーンズの染み抜き
引き続き、リーバイスのジーンズに付いた色移りのしみ抜きを行っています。だんだん紺色が消えてきました。 ここで薬品を変えてみます。すると、ご覧ください。 ここまで白くなりました。しみ抜き作業としては、この辺で終了で大丈夫でしょう。 では残る「外した革の取り付け」は次回の記事でご覧に入れますね。
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27 ジーンズの染み抜き
ではシミを取るために、染み抜き機にセットします。 染み抜き機の各部名称や使い方にご興味のある方は、こちらの動画をご覧ください。薬品を塗布し、温めたり、ガンですすいだりすると・・・このようにだんだん色移りのシミが薄くなっていきます。これだけ「こってり」色が付いてしまっていると、そう簡単には取れません。 このような作業...
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26 リーバイス 革から色が滲み出したジーンズの染み抜き
【ジーンズの革から色が出た?!大丈夫。トーア復元研究所ならキレイに元通りに出きます。】最初のご相談からご依頼品のご送付、状態確認まで今回はトーア復元研究所の近隣にお住いのご依頼主からのご相談でしたので、宅急便ではなく、ご来店になられました。 宅急便ではなく、直接会って相談したい、というご依頼主にとっては店舗を構えて...