また別のクリーニング屋さんの火災のお話しです。 当時、私の会社は新工場の建設計画があり、資材商の紹介であちこちクリーニング工場を見学していたのです。 その中の一つの会社が、工場内張り巡らせたコンベアで仕上がり品を店舗ごとに分ける作業をバーコードとコンピュータが自動的に行う、という先進的な設備をしていた工場でした。 この工場は倉庫だった建物を改造して作ったそうですが、私は社長の父と一緒にその工場の見学に来て、「へぇ、すごいなぁ・・・・」と圧巻されどおしでした。
私は目を丸くして見学の間、圧倒されたまま、この工場を後にしたのですが、私の父は一人別のことを考えていたそうです。 「この工場、木造で大丈夫なのかな?」 ・・・ その不安は的中してしまったのです。(つづく)
裏話41 クリーニング業と火災 木造工場のケース
20241/06