これはルイヴィトンのスカーフです。 スス汚れはほとんど付いていませんでしたが、火事の臭いはちょっと気になる程度についてしまっていたので、弱い処理を行い、極力スカーフのシルク素材に影響が出ないようにしました。 火災に遭った衣類の臭い、スス除去のご依頼は、どちらかというとこのルイヴィトンのようなブランド品の方が多いです。おそらく高級ブランド品の方が近所のクリーニング屋さんに出してみたところ、全然取れなかったり断られたりして、「でもこの服は諦められない・・・」とネットを駆使してトーア復元研究所を見つけてご依頼されるケースが多いせいだと思います。
火事のスス・臭い除去の作業工程 15
20206/22