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取れてしまったプリーツスカートの折り目。アイロンによる成形作業が一番現実的な理由。
プリーツスカートの折り目が取れてしまった場合、直す方法としては、「アイロンによる成形作業」と「型に入れて、プレス機で高温、高圧で折り目を付ける」の二つの方法がありますが、後者は安く見積もっても10万円ほどかかり、現実的ではありません。 これまでもトーア復元研究所では、ほとんどが前者のアイロン成形にて直してきました。
今回もアイロン成型によるプリーツの復元を実施します。
プリーツの折り目付け。最初の手順をご説明しましょう。
では作業を開始します。 最初にスタート位置の印をつけ、指で折り目をしっかりアイロン台に置いて位置決めをします。 折り目がズレてしまうとやり直しになる上、間違った折り目が消えないこともあるので、この作業が一番慎重さが求められます。
そしてアイロンにてスソ部分からウエストにかけて、慎重に折り目を付けていきます。
今回、プリーツの幅が広いので、一度に2本ずつ折り目を付けていけます。 細い場合やアコーディオンプリーツの場合は、谷折り、山折りの順で一本一本つけていく必要がありますから、時間も数時間を要します。 今回は比較的短時間で完了するでしょう。 では数本付けたところで、その様子をご覧ください。
では次回、出来上がりまでの工程をご説明して参ります。