それは、「R」の文字がクリーニング時にいったんは剥がれそうになったものの、ズレた状態で踏みとどまったので、元の位置に「ノリ」が残っていて、さらにズレた先にもノリが付いてしまったために、新しいプリントをしたとしても、このズレた部分に付いたノリがはみ出して見えてしまう、というものです。
これを避けるには、「完全にはみ出したノリを取ってしまう」ことしかありません。 このことが、このジャンパーのプリント復元をより難しくする要因となってしまったのです。 もし取れなければ、イコールキャンセルとなります。
でもここで凹んではいられません。 何とかしてご依頼主の期待にお応えせねばなりません。 では次回から、早速このジャンパーの剥がれたプリントを直す工程をご紹介いたします。