また別の問題がある、とは、できる限り似た生地を探したとして(前回ご覧いただいた購入した生地がまさにそうですが)、それでも生地の特徴というものは、
①色
②厚み
③生地の光沢やツヤの有り無し
④繊維の太さ
⑤繊維の織り方(同じ糸を使っても平織りや綾目織りや朱子織りで違った色に見える)
など、ざっと考えただけでも、これだけの要素があり、そのうち一つでも違うと違う生地に見えるのです。 ですから、当然今回購入した生地でも、お客様は「もっと似ている生地はなかったのか?!」という苦情になってしまうのです。 でも、用意した生地は探した中で最も似ていると思ったものを購入するわけですから、結局、そのままキャンセルとなり、後には不要な布だけが残る・・・・という結果になってしまいます。
その点、しつこくご依頼主にご説明したところ、「・・・お客様に聞いてみます・・・」ということになりました。 そして数日後、そのご回答があったのです。 それについてはまた次回。
15 紛失
20247/13