平成27年7月31日、不幸にも「フェリーさんふらわあ」が 苫小牧港南方沖で火災となりました。 ニュースで広く知られることとなりましたが、その数日後、この火災での被災衣類の臭い除去のご依頼があったのです。 それも、ご依頼主は衣類の持ち主ではなく、「ヤマト運輸」さんでした。
「先日の北海道のフェリー火災はご存じですよね? その中にヤマト運輸の荷主のものがあって、ススの臭いがついてしまって、除去して欲しいのですが・・・」と担当のヤマト運輸の男性は電話でおっしゃったのです。 私は不思議に思って、「その費用はヤマトさんじゃなくて、フェリー会社がお支払いになるんですよね?」とお聞きすると、「支払いの責任についてはまだはっきりしてないのですが、弊社としてはまずお客様のご迷惑にならないように、ご対応したいと思っているんです。 除去費用についてはヤマト運輸が責任を持ってトーア復元研究所さんにお支払いしますから、心配ありません」とおっしゃるではないですか?! ヤマト運輸さん、素晴らしすぎ! ということで正式にご依頼を受けて作業を開始することにしましたが、この担当の方はさらに感心することをおっしゃていたのです・・・
裏話12 北海道フェリー火災
202312/05