今回は不幸にも火事に見舞われて、大事なモンクレールのダウンジャンパーにススの臭いが付いてしまった、というご依頼主からのご相談品をご紹介します。
開けてみると・・・
2着入っていたうちの一着は、ススの臭いがひどかったですが、見た目のスス汚れはありませんでした。
そしてもう一点はこのようなご依頼品でした。
〇作業工程
実際の作業は、薬剤を調合し、ご依頼品を丸ごと浸け込むことで行います。 詳しい作業工程はこちら。
〇毛皮の作業工程
本体の煤除去、臭い除去工程に加え、エリに付属の毛皮の作業は別工程で行います。 詳しくはこちら。
〇乾燥工程
作業後、一晩干して様子を見ます。 詳しい作業風景はこちらをご覧ください。
〇アイロン仕上げ工程
最後は最終チェックを兼ねてアイロン仕上げを行います。 詳しくはこちらをご覧ください。
〇最終出来上がり状態
最後に出来上がったところをご覧いただけます。 詳細はこちらをご覧ください。
火災による煤の臭い除去と煤汚れ除去の流れは概ねここまでご説明してきたようになります。 このブログではクリーニング業界に47年携わってきた筆者が、これまでの経験と実績を踏まえて火災により衣類のお困りごとを解決する様子をご紹介しています。 是非、他の記事も併せてご参照ください。