もう一つの問題は、糸引きした糸が切れていたことでした。
指に乗せた糸をご覧ください。 途中で切れていることが分かります。 この場合、糸引きを直したとしても最後に「小さな穴」となって残ってしまいます。 細いポリエステルの糸が最後に穴になった、とは言っても本当に小さい穴ですが、完全には直せない、という意味では残念なことです。
ちなみに、皆さん、ネットでポリエステルの糸引きの直し方、で検索してもおそらく、
- 糸を切る: 糸引きが発生している部分の余分な糸をはさみやハサミで慎重に切り取ります。ただし、元の布地にダメージを与えないように注意してください。
- 糸の端を縫う: 切り取った糸の端を、針とポリエステル縫製用の糸で縫い合わせます。糸を結びつける際に、しっかりと締め付けてください。糸が緩んでしまうと再び糸引きが発生する可能性があります。
- ファブリック接着剤を使用する: 糸引きが大きく、縫うことが難しい場合は、ファブリック接着剤を使用して糸を布地に貼り付けることができます。接着剤を使う場合は、指示に従って慎重に操作し、余分な接着剤が出ないように注意してください。また、接着剤が完全に乾くまで待ってから着用してください。
- 縫い目で覆う: 糸引きが比較的小さなもので、布地が許す範囲であれば、縫い目で覆うことができます。布地の柄やデザインに合わせて、目立たないように縫ってください。
などのような検索結果しか出てこないと思います。 なぜなら、糸引きを元の生地の中に戻す、という方法はトーア復元研究所しか宣伝していないからです。
では明日、その出来上がりをご覧に入れましょう。