プリーツスカートの折り目が取れてしまった?!
ご依頼品の受取から、状態確認まで
今回は大坂府の個人のご依頼主からのご相談でした。 「自分で洗ったスカートに付いていたプリーツが取れてしまったんですが、直りますか?」というお電話の後、ご依頼品が到着しました。
開けてみましょう。
プリーツが取れたスカートはアイロン成形で直せます。
中から出てきたのは花柄の短いプリーツスカートでした。 ちょっと目には柄が際立っていてプリーツの状態はおかしいようには見えません。
状態確認から成形作業の工程を考える
プリーツスカートには実にさまざまなプリーツの形状があります。 そしてアイロン成形で直せるもの、直せないものが存在するので、まずはどのような工程なら直せるか、そしてその場合の費用について検討します。
実際のプリーツの折り目付け成形の作業工程をご覧に入れましょう。
上記の結論より費用をご依頼主へご提案し、正式にご発注いただいてから作業を開始します。 アイロン成形の作業工程を写真入りでご紹介していますので、上記リンク先をご覧ください。
作業工程後半の様子から出来上がりまで
プリーツ直しの成形作業は大変手間と時間と根気のいる作業です。 その結果、出来上がったところをご覧になれますので、上記タイトルのリンク先をご覧ください。
作業完了とプリーツスカートの折り目直し全般についてのお話し
完成したプリーツスカート全景の写真およびプリーツ直しについての解説を行っています。
プリーツスカートのプリーツの折り目はいつかは消えるものです。 そして消えるまでの期間の長短は着用条件やクリーニング、その他の要素で大きく変わってきます。
プリーツスカートのプリーツを長期間保つために留意すべきポイントはいくつかあります。以下にいくつかの重要なポイントを挙げると、
〇ドライ×でない限り、ドライクリーニングがおすすめ:プリーツスカートを長持ちさせたい場合、ドライクリーニングが最適です。プロのクリーニングサービスに頼むことで、生地に負担をかけずにクリーンに保つことができます。
〇長時間の座り仕事や車の運転を避ける:長時間座っていると、スカートのプリーツが圧迫され、崩れることがあります。できるだけ立っているか、座り仕事の際にはクッションを使うなどの工夫をしましょう。 特にプリーツスカート着用して座っている場合、汗ばんできたりすると極端にプリーツが取れやすくなります。 おしり部分はプリーツが一番伸びやすい部分と言えます。
〇保管時はプリーツ部分が伸びないような形状のハンガーを用いて、さらに隣合った衣類に押されないよう注意しましょう。 クローゼット内(もしくは室内)の湿度が高いのも好ましくありません。 またたたんだ状態でしまうと、たたみシワが出来ますから、おすすめ出来ません。
以上、プリーツスカートの取り扱いにはくれぐれもご注意の上、ご着用ください。